重曹やミョウバンが足のニオイ撃退に効かないワケ
足のニオイ対策に重曹やミョウバンを使うというのは、昔から
よく言われていることです。
ですが重曹やミョウバンを使っても効果がないときがありますが、
それは酸性とアルカリ性の問題なのです。
足の消臭で重曹やミョウバンを使うのは、ニオイを化学変化により
中和させてしまうのが目的です。
足のニオイは主にイソ吉草酸、アンモニア臭、酢酸がありますが、
このなかでイソ吉草酸と酢酸はその名のとおり酸性で、
アンモニアはアルカリ性です。
また、消臭剤のほうでは、重曹はアルカリ性ですが、
ミョウバンは酸性です。
つまり、足のニオイの中に、イソ吉草酸、アンモニア臭、酢酸の
3つの要素が混在していた場合、重曹を使えばイソ吉草酸と酢酸は
中和できますが、アンモニア臭は残ってしまいます。
逆にミョウバンを使えば、アンモニア臭は中和できますが、
イソ吉草酸と酢酸はニオイとして残ってしまいます。
結局、足のニオイにイソ吉草酸、アンモニア臭、酢酸の3つの
ニオイの素が混在していたら、重曹でもミョウバンでも何かしらの
ニオイの素は中和できず残ってしまうというわけです。
じゃあ、重曹とミョウバンと両方使えばいいじゃないと思うかも
しれませんが、重曹とミョウバンを一緒にしたら、その時点で
中和してしまいます。